先日、臨時で出たボーナス100万円の使い道を考えるために、とある若いエンジニアのK君とランチをしていました。もちろん臨時ボーナスが出たのはK君です。ちなみに僕は生まれてこのかた一度もボーナスというものをいただいたことがありません。羨ましいです。
K君からは「株式投資はどうですかね」とか「不動産投資でも始めようか」とか「人を雇ってアプリを開発しよう」とか、僕が同じ年齢の頃には到底考えも及ばなかったであろうアイデアが出てきます。僕もそれなりに年を重ねていますので、負けじと頑張っていろいろ考えてみて、ようやくこれはいいんじゃないか、というアイデアにたどり着きました。
会社の目の前に住む
「もしかしたら、そのお金で会社の目の前に住むのがいいんじゃない?」と。
会社の目の前に住むと通勤がなくなります。それにお金を使うべきだ。それが僕のアイデアでした。通勤がなくなると何を得られるかというと、時間と体力です。つまり時間と体力をボーナスで買うのです。
K君はとても若いのですが、若いときって体力・気力・野心などパワーがみなぎっています。ようするに伸び代がすごくあります。その1時間は僕みたいに30歳を超えてしまった人間の1時間と全然違いキラキラしています。そのキラキラに輝いている時間はなるべく、自分自身で自由に、かつ良コンディションで使えたほうがいいのではないかと思ったのです。
100万円ほどあれば2年間くらいは会社の目の前に住み続けられると思います。その2年間の通勤に使う時間と体力を別の方に向けたら、もしかするともしかするかもしれません。例えばK君はエンジニアなのでアプリなりWebサービスなりを立ち上げたりするのはどうでしょうか。失敗するかもしれませんが、もしかしたら大成功するかもしれません。
さて結局のところ、お金は使ってこそ価値があると思いますので、なんであれあまり考えずにパーっと使い切ってもいいかもしれません。ただ、どうしても使い道がないのでしたら、僕に美味しいお寿司でも、おごってくれても構いませんが。